こんにちは、Kたろうです。
お金のない世の中を実現する上で、AI(人工知能)の進歩が鍵となるという話をしました(お金はなくなる? ③)。もちろん、それにあいまって、他の技術の進歩もお金のない世の中の到来を後押しします。
物流はどんどん活発化することでしょう。いまのところ、ドライバーさんが足りないなどの問題はありますが、AIの進歩が自動運転を促進するでしょう。また渋滞を避けて、ドローンで物を運ぶ技術の研究もどんどん進められていますから、欲しい物が欲しい人のところに届くスピードも、日を追って速まっていくはずです。
IT環境の進化によって、現在でもすでに、音楽やお笑いのパフォーマンスや、習い事のレッスン、塾の講義のようなものなら、数多くの人に同時に配信することができます。コロナ禍も、オンライン配信による事業を非常に後押ししましたね。
そのような世の中では、あなたはただ、自分が好きで、得意で、それをすると幸せになれることを、したいときにすればよいのです。そして、ただ、欲しい物やサービスを、受け取りたいときに受けとればよいのです。お金はいりません。
「そんな馬鹿な!」と思います?
優れた能力や商品を持っていなければどうするの?
もちろん、そう思うのもわかります。私たちはずっとお金にとらわれ、お金ばかりに注目し、お金に苦しめられて生きてきました。お金を得て喜んだり、お金を失って悲しんだり、悔しがったりしてきましたから、お金を介在させず、ただ好きなことをすれば必要なものは何でも手に入る世界なんて、なかなか信じられません。疑問があって当然です。
疑問の第一は、「人のニーズを満たすような能力や技術、物を持っていなかったらどうするの? 自分にはそんなものはないよ」というものです。
たしかに世の中にはすごい知識や能力を持った人がいっぱいいますね。会社の有能な同僚とか、プロのスポーツ選手、テレビに出ているタレントやコメンテーターなどを見ていると、「こういう人にはとてもかなわないな。自分は勉強不足だし、才能はないし、容姿もぱっとしないし」などと思ってしまいます。
でも、ニーズというのは、スーパーマンみたいな人にだけあるわけではないのです。
人々は必ずしもスーパーマンを求めていない
運動経験があまりない人が、「痩せたい」とか、「衰えた心肺機能を回復したい」などの動機で、運動のインストラクターを捜すとします。その際、インストラクターは必ずしもボディービルの世界チャンピオンとか、イチローや大谷昇平みたいな天才的アスリートである必要はないでしょう。それほどの運動能力や知識、実績がなくても、日頃運動に縁のない人の気持ちに寄り添ってくれるインストラクターのほうがありがたかったりするものです。甘いものを食べることをなかなか我慢できなかったり、つい運動をさぼってしまったりするようなグータラな人に、「私も最近食べすぎでお腹が出てきてしまいました」などと笑いながら付き合ってくれるインストラクターのほうが、多くのクライアントを抱えていたりします。
資格試験とか英語の勉強でもそうです。若いうちから成績優秀で、知識豊富な先生が必ずしも好まれるわけではありません。仕事や子育てに追われながら、ふーふー言って勉強し、何度も失敗しながらようやく最近資格を取ったというような先生にこそ教えてほしいと思う人はたくさんいます。
私、Kたろうはブログをようやくスタートさせたところですが、ブログの作り方を調べるにあたって主に参考にしたのは、プログラミングにそれほど詳しいわけではない、初心者のアドバイスや体験記でした。
知っていますか? 世の中にはお金を払って、「何もしない人」をレンタルする人だっているんです。レンタルされる人は、本当に何もしません。たとえば、一人暮らしの人の家に訪問し、ときどきクライアントの話を聞いてあげながら、その家にある漫画を読んだり、ゲームをしたりするだけです。ところがレンタルされる人の予定表はいっぱいで、その活動だけで生活費を賄えるというのです。
自分の波動に応じた現実がつくられる
自分が放っているエネルギーの波動(周波数)によって、それに応じた現実がつくられるという話は、多くの方が聞いたり、読んだりしたことがあると思います。
私たちは本来、存在するだけで価値があるのです。しかし、それが信じられないとき、「自分は誰からも求められない」という現実がつくられます。価値がないから、お金をたくさん集めなければならないと思う、と言ってもいいかもしれません。
「自分はいまの自分のままで価値がある」と決めた途端に、どういうわけか人生はうまくまわりはじめるのです。
街を歩いていて「なんであんな店がうまくいっているんだ?」とか、テレビを観ていて「この人が売れている理由がよくわからない」などと思ったことはあるでしょうか? それは「売れているお店の経営者」や「売れている芸能人」がどこかの時点で「自分には価値がある」と覚悟したからなのです。その結果、その人はその人なりの魅力を発揮し、それを好ましく思う人々を引きつけるようになった、というだけなのです。
この話、まだもう少しつづきます(お金(貨幣)はなくなる? ⑤へ)。