こんにちは、Kたろうです。

さて、お金はなくなる運命にあるという話をしてきました( )そして、今回はそれを実現するのはAI(人工知能)技術であるという話をします。

宇宙の先進文明には「お金」がない

AIの話の前に、まずわきまえておくべきなのは、この宇宙には地球人類の文明など足下にも及ばないほど進化した星が数えきれないほどあるということです。そうした先進文明においては、お金など存在しません。

みんなが豊かですから、あくせくして富をかき集めようとか、他から奪おうなどといった考えもいっさい持っていません。「宇宙は無限だから、豊かさも無限だ」と確信しているので、そういう発想がまったく湧いてこないのです。豊かさが自分のところにやって来る方法も無限だと思っていますから、豊かになるためにお金を稼ぎ、増やし、貯めなければならない、ともとくに思わないのです。

私たちはよく、「あの人、まだガラケー使ってる。信じられない」とか、「うちの会社、まだFAXでやり取りしてるんだよ」などとあきれ顔で言っていますが、お金など無縁の暮らしをしている文明の存在からしたら、「お金を使っている」なんて、それどころの話ではありません。原始時代みたいなものです。

でも、人類もいよいよその原始時代から脱しようとしています。それを可能にしてくれる技術がAIなのです。

もはやAIは、意識されないほどありふれている

あまり意識せずに暮らしている人も多いかもしれませんが、いまやいたるところで、AI技術は使われています。あまりにもありふれていて、かえって意識できなくなっていると言えるかもしれません。

あなたが、ネット上で特定の記事を読んだり、広告をクリックしたりすると、それに関係する記事や広告がつぎつぎと画面上にあらわれますね。たとえば暇な時間にスマホをいじっていて、GoogleとかYahooとかの検索エンジンを見て、ダイエット関係の記事がちょっと気になってクリックしたとします。それほど面白くもない記事だったので、すぐにもとの検索画面に戻ったとしても、健康茶とか、トレーニング・チューブとか、痩せるサプリメントなどの広告がやたらと出てくるようになっています。これは、AIが「こういう記事が気になる人は、こういう商品を買いたいと思っている傾向が高い」と瞬時に判断して、表示する広告を選んでいるわけです。

また、就職活動でもAIは大いに力を発揮しています。ハローワークに行って、会社のカードを一枚、一枚見たり、新聞の求人広告を調べたりして履歴書を送るなどというのは、いまや昔です。求職者は自分の年齢や、経験、スキル、求める職務内容や条件などをサイト上にエントリーしておき、会社のほうもこういう人材を、こういう職務内容、勤務体系、報酬などで採用したいとエントリーしておきます。すると、AIがあっと言う間に労働者と雇用者のニーズを把握し、「この会社はどうですか?」「この人はどうですか?」と結びつけます。こういうやり方で仕事を見つけることが、もう珍しくなくなっています。
ニーズの高いスキルを持っている人ならば、エントリーしておくだけで、いくつもの会社から「うちに来ませんか?」と連絡してもらえる世の中です。

いや、私のような旧世代(?)にとってもっと衝撃的なことは、結婚です。「どうやって結婚相手を見つけましたか?」というアンケートをとると、最近では「マッチングアプリで見つけた」という人が一番多いのだそうです。かつては相手は職場の同僚だったとか、友人の紹介で知り合ったとか、学生時代の友人とかが上位に来ていたように思います。もっと昔はお見合いでしたけれどね。

マッチングアプリも、自分の年齢や性別、仕事、年収、趣味などを登録しておき、また、求める相手の条件も登録します。すると、AIが「この人の条件やニーズと、あの人の条件やニーズがぴったりだな」と判断して紹介してくれます。そして、オンラインでやり取りしたり、実際に会ってみたりして交際に発展するというわけです。こういう交際、そしてゴールインが、若い男女の主流になってきているのです。

若い人たちからすれば、「そんなの当たり前」かもしれませんが、おじさん、おばさんにとってはやはり衝撃的と言っていいのではないでしょうか(私が古すぎる?)。

AIは需要と供給を結びつけるのが得意

いずれにせよ言えることは、AIは需要と供給を結びつけるのがとても得意だということです。

いまでも、AIは私たちの日常生活に溶け込み、かつてなく広範囲に、瞬時に、需要と供給をマッチングさせています。しかし、その技術は言うまでもなく、日進月歩でどんどん進歩します。もっと進歩していけば、もっと多くの人の細かいニーズや、それを満たす商品、才能、サービスなどを把握し、もっと速くそれらを結びつけることが可能となっていくことでしょう。

あなたが何かを欲しいと思えば、その思いにぴったりなものが、今よりもずっと速く見つかり、手元に届けられるようになります。

その代価は、どうしたらよいでしょう。


あなたが得意で、やりたいこと、作りたいものがあれば、あるいは作ったものがすでにあるなら、それを見たい、欲しいというニーズを持った人と瞬時につながることができます。

それがどんどん速く、どんどん効率良く行われるようになっていったら、前回の歌手と漁師と整体師とのあいだのようなことが、何百人、何千人、何万人のあいだで成立するのではないでしょうか。いや、何千万人、何億人のあいだで実現する日もそう遠くないかもしれません。

つまりそれは、お金を得るために嫌なことをしなければならない社会ではなくなっていく、ということです。あなたがしたいこと、得意なことをするだけで、必要なものは何でも手に入れられる社会になっていくということです。

信じられませんか?

この話はまだつづきます(へ)。

投稿者

管理人 Kたろう

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